- シナイ山でのイスラエル人の人口調査
第一章〜第四章
- 祭司階級のレビ族 8580人
- その他の成人男子 60万3550人
第五章
- 病気のものや死体の処理を生業とするものは宿営の外に住まわせろ
- 窃盗や物損は、20%増しで弁済せよ。弁済する相手がいない場合には祭司が受け取る
- 妻の不貞が疑われる場合には、夫は妻を祭司のもとに連れて行くべきである
- 祭司は女に呪いの水を飲ませる。女が不貞であれば、女はのろわれ、女が純潔であれば何の害も受けない
- 妻の不貞を疑っている夫は、自分で調べず祭司に判断を委ねる
- きちんと手順を踏んでいれば、妻が不貞を働いていても夫の不名誉にはならない
第六章
- ナジル人 : 志願して、あるいは神の命令で、神と特別な契約を結んだ者。「聖別された者」
- ナジル人はブドウ及び、ブドウからできた製品(ブドウジュース、ブドウ酒、ワインビネガー、干しブドウ)を食べてはいけない
- ナジル人は髪を切ってはいけない
- ナジル人は死者に近づいてはならない。たとえ身内が死んだのだとしてもダメ
- 不可抗力で死体に触ってしまったら最初からやり直し。それまでの功徳は無効。
第七章〜第九章
- 「会見の幕屋」ができた時、イスラエルの一二部族が捧げ物を持ってきた
- 12日間に渡り捧げ物をすると、神はモーセに命じて、アロンとその子たち(レビびと)を祭司とするように命じた
- 過ぎ越しの祭の制定
第十章〜第十五章
- 出エジプト2年目の2月20日に、イスラエル人はシナイ山を出発。キブロテ・ハッタワに到着
- 民 「マナはもう飽きた、肉食いて~、エジプトに帰たい」
- 神 「ぢゃあ、違う味のマナを上げよう」
- 民 「コレジャナイ、肉食いて~」
- 宿営の周りに大量のうずらが落ちてくる
- 民は喜んでうずらを食べる ⇒ 疫病発生
- 死んだ民を埋めて、ハゼロテに進んだ
- ハゼロテにて
- ミリアムとアロンが、モーセのみが神と話ができるのはおかしい。われわれも幕屋に入れば神と話ができるのではないかとモーセを非難した
- 神は、モーセ、ミリアム、アロンを幕間に呼び寄せて、モーセのみに神と直接話す資格があることを宣言。ミリアムを七日間らい病にする
- ミリアムの病気が癒えるのを待って出立。バランの荒野に至る
- バランの荒野にて
- モーセは、バランからカナンに偵察隊を出す
- 40 日後に帰ってきた偵察隊は、カナンの原住民は強そうで、殴りこんでも敵わなそうだと報告した
- イスラエル人の間に動揺が走る
- Numbers 14:36 こうして、モーセにつかわされ、かの地を探りに行き、帰ってきて、その地を悪く言い、全会衆を、モーセにむかって、つぶやかせた人々、
- Numbers 14:37 すなわち、その地を悪く言いふらした人々は、疫病にかかって主の前に死んだが、
- Numbers 14:38 その地を探りに行った人々のうち、ヌンの子ヨシュアと、エフンネの子カレブとは生き残った。
- 一部の人々がモーセの指示に従わずに山に逃げたが、アマレクびととカナンびとに駆逐された
- 安息日に薪を集めている人がいたので、全員で石で撃ち殺した
- ひょー。「聖書」のイメージとかけ離てる。
- 意に沿わない報告をした偵察隊は粛清。組織を引き締めるために、些細な罪を犯した者を全員でなぶり殺しにする。恐怖政治そのもの
- 反革命罪 : 1926年制定。「労農ソビエト権力およびロシア共和国憲法に基づいて存在する労農政府の転覆・破壊または弱体化を目ざすあらゆる行為」を国事犯として裁く法律。いかようにも拡大解釈でき、2000万人以上が強制収容所に送られた
第十六章
- コラが反乱を起こすも鎮圧される。
- 主だったもの250人、雑兵14700人が粛清された
第十七章〜第十八章
- アロンの杖
- 神は12部族の長に杖を提出させた。それに加えてレビ族からはアロンに杖を提出させた
- 翌日、アロンの杖は、芽を吹き、蕾を出し、花が咲いて、あめんどう(アーモンド)の実を結んでいた
- 神は、モーセに命じて、アロンの杖をあかしの箱の前に持ち帰り、アロンとレビ族が他の部族に優越することのあかしとされた
- レビ族は祭司階級なので、副業を禁じられた。その代わり、神の取り分の10分の1税が生活費として与えられた。ただし、そのさらに10分の1を神への捧げ物とすること
第十九章
- 生贄と葬儀のやり方
第二十章
- イスラエルの人々は、バランの荒野を抜けてチンの荒野に入った
- そこで水が尽き、民衆が離反しだした。しかし、モーセが神から与えられた杖で二度岩を叩くと泉が湧き出し、民衆と家畜はその水で乾きを癒やした(メリバ(争い)の水)
- モーセは、チンからカナンに入るために、途中のエドムの王に無害通航を依頼したが断られた。そこで、カデシからホル山を経由してカナンに入ることにした
- アロンはホル山で没する
- アロンはメリバの水のときに神を疑ったので、カナンに入ることを禁じられた
- Numbers 20 のメリバの水のくだりでは、(現代人の観点で) 特に不敬な振る舞いは記述されていない
- どうやら、二度杖で岩を叩いた下りらしい。一度目は心がこもっていなかったという解釈らしい。モーセとアロンは一度に杖を振るった時に "疑いがあった" / "神の力を自分たちの力のように思っていた" / "神に言われたとおりしさいすればいいんだろと、何の感謝もなくただ杖を振るった"
- Numbers 20:11 モーセは手をあげ、つえで岩を二度打つと、水がたくさんわき出たので、会衆とその家畜はともに飲んだ。
- Numbers 20:13 これがメリバの水であって、イスラエルの人々はここで主と争ったが、主は自分の聖なることを彼らのうちに現された。
- 祭司の長は、アロンの子エレアザルに受け継がれる
第二十一章
- イスラエル人はゲネブを荒らしまわる
- ホル山から紅海沿いにエドムに回る途中、食料と水が尽きたので、また民衆が不平を言い始めた
- 神が罰として、宿営地に毒蛇大発生
- 民衆が反省したので、神はモーセに青銅の蛇を作らせて、それを竿の上においた。その青銅の蛇を仰ぎ見たものは生き残ることができた
- 青銅の蛇は、後の正教会でキリスト復活の象徴とみなされる
- 蛇は、その生態から悪魔の象徴とみなされるとともに、脱皮を繰り返すことから復活再生のモチーフでもある
第二十二章〜第二十四章
- バラクとバラム
- イスラエル人がモアブの平野に宿営していた時、近隣を領するバラク王は彼らを脅威に感じて先制攻撃しようと考えた。
- ただ、独力ではいかんともしがたいので隣国のバラム王を誘った
- バラムもバラクの説得によってイスラエル人を奇襲することに賛成したが、神によって翻意させられて、結局バラクもイスラエル人を奇襲することを諦めた
第二十五章
- シッテムに宿営した時、民がモアブ人の娘と関係を持ち始めた
- なかには、モアブ人のバアル神を崇めるものも出始めた
- 先代祭司アロンの子エレアザルの子ピネハスは、シメオン族のかしらジムリと、モアブ人のミデアン族のかしらの娘ゴズビのカップルをやりで突き殺した
- 神はモーセに、これこそ祭司のあるべき姿と褒めた
第二十六章
- 再び人口調査。計 60万1130人
第二十七章
- コラの反乱で粛清された部族の娘たちが、相続権を求めた
- 家に男子が絶えたら娘が家の嗣業を継ぐことが決められた
第二十八章〜第二十九章
- 捧げ物に関する規定
第三十章
- 物断ちのルール
- 男が神に願をかけて物断ちした場合には、それを守らなければいけない
- 娘が願掛けをした場合、父はそれを中断させることができる
- 妻が願掛けをした場合、夫はそれを中断させることができる
- 寡婦、離縁された女の場合、願掛けは中断できない
第三十一章〜第三十二章
- イスラエル人はミデアンの五部族を討滅した
- Numbers 31:7 彼らは主がモーセに命じられたようにミデアンびとと戦って、その男子をみな殺した。
- Numbers 31:9 またイスラエルの人々はミデアンの女たちとその子供たちを捕虜にし、その家畜と、羊の群れと、貨財とをことごとく奪い取り、
- Numbers 31:10 そのすまいのある町々と、その部落とを、ことごとく火で焼いた。
- Numbers 31:17 それで今、この子供たちのうちの男の子をみな殺し、また男と寝て、男を知った女をみな殺しなさい。
- Numbers 31:18 ただし、まだ男と寝ず、男を知らない娘はすべてあなたがたのために生かしておきなさい。
- イスラエル人は奪いとった土地に殖民した
第三十三章
- エジプトからカナンまでの道程の復習
第三十四章
- Numbers 34:1 主はモーセに言われた、
- Numbers 34:2「イスラエルの人々に命じて言いなさい。あなたがたがカナンの地にはいるとき、あなたがたの嗣業となるべき地はカナンの地で、その全域は次のとおりである。
- Numbers 34:3 南の方はエドムに接するチンの荒野に始まり、南の境は、東は塩の海の端に始まる。
- Numbers 34:4 その境はアクラビムの坂の南を巡ってチンに向かい、カデシ・バルネアの南に至り、ハザル・アダルに進み、アズモンに及ぶ。
- Numbers 34:5 その境はまたアズモンから転じてエジプトの川に至り、海に及んで尽きる。
- Numbers 34:6 西の境はおおうみとその沿岸で、これがあなたがたの西の境である。
- Numbers 34:7 あなたがたの北の境は次のとおりである。すなわちおおうみからホル山まで線を引き、
- Numbers 34:8 ホル山からハマテの入口まで線を引き、その境をゼダデに至らせ、
- Numbers 34:9 またその境はジフロンに進み、ハザル・エノンに至って尽きる。これがあなたがたの北の境である。
- Numbers 34:10 あなたがたの東の境は、ハザル・エノンからシパムまで線を引き、
- Numbers 34:11 またその境はアインの東の方で、シパムからリブラに下り、またその境は下ってキンネレテの海の東の斜面に至り、
- Numbers 34:12 またその境はヨルダンに下り、塩の海に至って尽きる。あなたがたの国の周囲の境は以上のとおりである」。
- 一二部族の封地が決められる
第三十五章
- レビ族(祭司)の封地
- のがれの町を6つ定めた。
- 過失致死の場合でも復讐は認められるが、のがれの町に逃げ込んだ犯人に報復してはいけない
- 犯人が逃れの町を出たら復讐してもよい
第三十六章
- 第二十七章の補足
- 嗣業を継ぐ娘は、同じ部族の男と結婚しなければならない
- 嗣業が途絶えないようにするため